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インプラント・歯科口腔外科 implant_oral_surgery

インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根(チタン製のインプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を装着して噛む機能と見た目を回復する治療法です。
ブリッジのように両隣の健康な歯を削る必要がなく、入れ歯のような留め金や違和感もないため、ご自身の歯に近い感覚で噛めることが最大の特徴です。

中野坂上アクロスシティ歯科は、東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上駅」A1出口より徒歩0分。平日は19時まで診療しております。インプラントは自由診療(保険適用外)です。治療の可否・費用・期間は口腔内の状態により異なりますので、まずは診査・ご相談ください。

顎の骨に埋め込まれたチタン製インプラント体と、その上に装着された人工歯を示す顎の断面模型
インプラント治療の構造。顎の骨に埋めた人工歯根(写真中央の2本のネジ状の部分)が、上部の人工歯を支えます。※説明用の模型写真です。

 

 

インプラント治療とは

インプラントは「人工歯根」とも呼ばれ、金属(チタン)製の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を被せる治療法です。チタンは人の骨との相性がとても良く、時間の経過とともに骨がインプラント体に結合していきます(この現象をオッセオインテグレーションといいます)。しっかりと固定されることで、ご自身の歯と変わらない感覚が得られ、入れ歯や差し歯に比べて咀嚼(そしゃく)機能が大きく改善されることから、近年広く行われている治療法です。

ブリッジや取り外し式の入れ歯と違い、顎の骨に埋めた人工歯根が歯を支えるため、残っている歯の条件に左右されにくく、機能と審美性の両方を回復することができます。

 

インプラントは3つのパーツで構成されています

インプラントの構造
  • ① インプラント体(フィクスチャー)
    顎の骨に埋め込むチタン製のネジ状の部分で、天然歯でいう「歯根」にあたります。骨と結合することで、上部の人工歯をしっかりと支えます。
  • ② アバットメント(連結部)
    インプラント体と人工歯をつなぐ土台です。歯ぐきの形や噛み合わせに合わせて選択します。
  • ③ 上部構造(人工歯)
    実際に見えている歯の部分です。セラミックなどを用い、周囲の歯の色調に合わせて製作します。

 

なぜチタンが使われるのですか?

チタンは生体との親和性(生体親和性)が高く、金属アレルギーを起こしにくい素材として、人工関節など医科の分野でも長く使われてきました。骨に埋め込むと、骨組織がチタン表面に直接結合するという性質があり、この性質がインプラント治療を支えています。

そのため、インプラント体そのものがむし歯になることはありません。ただし、支えている歯ぐきや骨は炎症を起こすため、治療後のお手入れと定期的な管理が欠かせません(メンテナンスについて)。

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インプラントの構造と、チタン製インプラント体が顎の骨と結合するしくみを示した断面図 顎の骨に埋め込まれたチタン製インプラント体(人工歯根)の表面に骨組織が直接結合し、その上にアバットメント(連結部)と上部構造(人工歯)が装着されている断面の模式図です。 上部構造(人工歯) アバットメント インプラント体 セラミック等でつくる歯の部分 人工歯とつなぐ土台 チタン製の人工歯根 歯ぐき 顎の骨 骨がチタン表面に 直接結合します オッセオインテグレーション
インプラントの構造と、チタン製のインプラント体が顎の骨と結合するしくみ(模式図)。

 

インプラント・ブリッジ・入れ歯の違い

歯を失ったときの治療法は、大きく「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯(部分床義歯・全部床義歯)」の3つに分かれます。どの方法が適しているかは、失った歯の本数・位置、顎の骨の量、残っている歯の状態、全身のご状態によって異なります。以下は一般的な比較です。

← 表は横にスクロールできます →

比較項目インプラントブリッジ入れ歯
周りの歯への負担削らない
負担がかかりにくい
両隣の健康な歯を削る留め金をかける歯に負担
噛む力の目安天然歯に近い比較的よく噛める天然歯より低下しやすい
見た目自然に仕上げやすい比較的自然留め金が見えることがある
取り外し不要(固定式)不要(固定式)必要(毎日洗浄)
顎の骨噛む刺激が骨に伝わる抜けた部分の骨は痩せやすい抜けた部分の骨は痩せやすい
外科手術必要不要不要
治療期間の目安約3〜12か月約2週間〜1か月約1〜2か月
保険適用自由診療(保険適用外)※1条件により保険適用条件により保険適用
治療後の管理定期的なメンテナンスが必須定期的なメンテナンスが必要定期的な調整が必要

※1 先天性疾患などによる顎骨欠損等、一部の症例では保険が適用される場合がありますが、施設基準を満たす医療機関に限られます。当院での取り扱いについては診察時にご確認ください。
※ 上表は一般的な傾向をまとめたものであり、すべての方に当てはまるものではありません。実際の適応は診査・診断のうえご説明いたします。

 

このような方にインプラントをおすすめします

口元に手を添えて笑う女性
「人前で口元を気にせず笑いたい」「好きなものをしっかり噛みたい」といったご希望から、ご相談いただくことが多い治療です。※写真はイメージです。
こんなお悩みはありませんか
  • 総入れ歯をお使いの方
    違和感や異物感が少なく、硬い食べ物や粘りのある食べ物も楽に召し上がれるようになります。見た目も歯が抜ける前の状態に近づき、発音しにくいといったお悩みも軽減され、自然にお話しいただけます。
  • 部分入れ歯をお使いの方
    留め金が不要なため、異物感が少なくお口の中がすっきりします。違和感なくお食事を楽しめ、見た目も自然で審美的な効果が得られます。
  • ブリッジをお使いの方
    ブリッジは両側の支えとなる歯に大きな負担がかかり、結果としてその歯がぐらついてくる可能性があります。インプラントは歯のない部分に処置し顎の骨が支えるため、自然な感覚で噛め、顎の骨の健康も維持しやすくなります。
  • 1本だけ歯を失った方
    1本のためにブリッジで両隣の健康な歯を削ることに抵抗がある方に適した方法です。
  • 入れ歯が合わない・外れやすいとお困りの方
    インプラントで入れ歯を固定する方法(インプラントオーバーデンチャー)もあります。少ない本数のインプラントで、入れ歯の安定性を高められる場合があります。
  • お食事や会話を、以前のように楽しみたい方
    「人前で口元を気にせず笑いたい」「好きなものをしっかり噛みたい」というご希望に応えやすい治療です。

 

当院のインプラント治療の特徴

◆ 歯科用CTによる立体的な診査・診断

中野坂上アクロスシティ歯科に設置されている歯科用CT装置
院内に設置している歯科用CT装置

インプラント治療の成否は、手術そのものよりも「事前の診査・診断」と「治療後の管理」に大きく左右されます。当院では歯科用CT装置を院内に設置しており、顎の骨の厚み・高さ・骨質、神経や上顎洞(副鼻腔)との位置関係を立体的に確認したうえで治療計画を立てています。

あわせて口腔内診査・噛み合わせの確認・歯周組織の検査を行い、全身のご状態も確認したうえで、治療方法・期間・費用・リスクをご説明します。

歯科用CTで撮影した顎の骨の断面画像(デジタル画像診断のモニター表示)
CT画像では、平面のレントゲンでは把握しづらい骨の断面まで確認できます。当院では撮影時間を極力抑えたデジタル画像診断を採用しています。

◆ 治療用実体顕微鏡(マイクロスコープ)による精密な処置

中野坂上アクロスシティ歯科の治療用実体顕微鏡(マイクロスコープ)
治療用実体顕微鏡(マイクロスコープ)

当院では治療用実体顕微鏡を導入しています。患部を拡大して見ることができるため、肉眼では見えない細かな部分まで確認しながら、より正確で精密な処置を行えます。

インプラント治療では、歯ぐきの縫合、アバットメント周囲の適合確認、上部構造の装着時の微細な調整などで役立ちます。

◆ 口腔内スキャナー iTero エレメント 5D Plus による精密な型取り

口腔内スキャナー iTero エレメント 5D Plus モバイルの本体とスキャナーチップ
口腔内スキャナー iTero エレメント 5D Plus モバイル

従来の粘土のような印象材を使わずに、お口の中を3Dデータとして直接読み取ることができます。嘔吐反射が出やすい方の負担が少なく、上部構造(人工歯)の適合精度の向上にもつながります。X線写真とは異なり放射線被ばくがない点も特長です。

近赤外光画像(NIRI)技術を搭載しているため、歯の内部構造の確認や、経時変化の記録(タイム・ラプス)にも活用できます。

口腔内スキャナーについて詳しくはこちら

◆ クラスB準拠の高圧蒸気滅菌器による感染対策

EN13060クラスBに準拠した高圧蒸気滅菌器 STERI-B
高圧蒸気滅菌器 STERI-B(EN13060「クラスB」準拠)

外科処置を伴うインプラント治療では、器具の滅菌体制が重要です。当院ではヨーロッパ基準(EN13060)で最も厳しいとされるクラスBに準拠した高圧蒸気滅菌器を導入し、複雑な形状の器具や中空構造の器具まで確実に滅菌しています。

滅菌体制について詳しくはこちら

◆ 外科処置に備えた医療安全・院内感染対策の体制

当院は、厚生労働省地方厚生局へ以下の施設基準の届出を行っている保険医療機関です。外科処置を伴うインプラント治療において、体制面の裏付けとなる項目です。

届出を行っている施設基準(抜粋)
  • 歯科外来診療医療安全対策加算1
    医療安全対策に関する研修を受けた歯科医師と医療安全管理者を配置し、自動体外式除細動器(AED)を院内に保有。緊急時の対応体制を整備しています。
  • 歯科外来診療感染対策加算1
    院内感染管理者を配置し、院内感染防止対策について十分な体制を整備しています。
  • 初診料(歯科)の注1に掲げる基準
    院内感染防止対策に十分な体制と機器を有し、研修を受けた常勤の歯科医師およびスタッフが在籍しています。

施設基準について詳しくはこちら

◆ 治療後を見据えた歯周病管理

インプラントを失う最大の原因は「インプラント周囲炎」です。これは歯周病と同じく細菌による炎症で、進行すると顎の骨が溶けてインプラントが脱落します。当院では、インプラント治療の前に歯周組織の状態を整え、治療後も定期的なメンテナンスで長期的に管理していく体制をとっています。

◆ 中野坂上駅A1出口より徒歩0分・平日19時まで診療

中野坂上アクロスシティ歯科の受付カウンター
受付
中野坂上アクロスシティ歯科の診察室と診療用チェア
診察室

インプラント治療は、手術後の消毒や経過観察、治療後の定期メンテナンスなど、通院回数がある程度必要になります。当院は東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上駅」A1出口直結の住友中野坂上ビル1階にあり、平日は19時まで診療しているため、お勤めの方も通院を続けやすい環境です。

【要ヒアリング:使用インプラントシステム(メーカー名・製品名)/国内薬機法の承認の有無/インプラント保証制度の有無と年数/静脈内鎮静法の対応可否/担当医の経歴・所属学会】——上記が確定しましたら、本項目に追記することで信頼性(E-E-A-T)がさらに向上します。

 

治療の流れと期間の目安

インプラント治療は、埋め込んだインプラント体と骨が結合するまでの治癒期間が必要なため、一般的に治療開始から3〜12か月程度かかります。骨の状態や本数、骨をつくる処置の要否によって前後します。

  • 01ご相談・カウンセリングお困りのことやご希望を伺い、インプラントを含めた治療の選択肢をご説明します。
  • 02精密検査・診断歯科用CT撮影、口腔内診査、噛み合わせ・歯周組織の検査を行い、顎の骨の量や質、全身のご状態を確認します。
  • 03治療計画のご説明・ご同意治療方法・回数・期間・費用・リスクをご説明します。ご納得いただいたうえで治療を開始します。
  • 04前処置(必要な場合)むし歯や歯周病の治療、抜歯、骨が不足している場合の骨造成(GBR・ソケットリフト等)を先に行います。
  • 05一次手術(インプラント体の埋入)局所麻酔下で顎の骨にインプラント体を埋め込みます。1本あたりの手術時間はおおむね30分〜1時間程度です。
  • 06治癒期間(オッセオインテグレーション)インプラント体と骨が結合するのを待ちます。目安は下顎で約2〜4か月、上顎で約4〜6か月です。この間は仮歯で見た目と噛み合わせを補うことができます。
  • 07二次手術・型取り歯ぐきを整えてアバットメントを装着し、口腔内スキャナーで型取りを行います。
  • 08上部構造(人工歯)の装着製作した人工歯を装着し、噛み合わせを調整します。ここで治療は一旦完了です。
  • 09定期メンテナンス3〜6か月ごとにご来院いただき、清掃状態・噛み合わせ・歯ぐきの状態を確認します。

※ 期間・回数はあくまで目安です。骨造成を伴う場合はさらに数か月が必要になることがあります。

 

費用について(自由診療)

インプラント治療は原則として自由診療(保険適用外)です。当院の費用は以下のとおりです。

← 表は横にスクロールできます →

項目内容費用(税込)
精密検査・診断料歯科用CT撮影・口腔内診査・治療計画の立案【要ヒアリング】
インプラント体埋入(1本)一次手術・インプラント体・アバットメント【要ヒアリング】
上部構造(人工歯・1本)セラミック等/素材により変動【要ヒアリング】
骨造成(GBR・ソケットリフト等)骨の量が不足している場合の追加処置【要ヒアリング】
1本あたりの総額目安検査〜上部構造装着まで【要ヒアリング】
メンテナンス(1回)治療後の定期管理【要ヒアリング】
初診相談料インプラントに関するご相談【要ヒアリング】

※ 表示価格は税込です。お口の状態により追加の処置が必要になる場合があります。実際の費用は精密検査後に治療計画書としてご提示し、ご同意をいただいてから治療を開始します。
※ お支払い方法(現金・クレジットカード・デンタルローン等)については受付までお問い合わせください。【要ヒアリング:対応可能な支払方法】

医療費控除の対象になります

咀嚼機能の回復を目的としたインプラント治療の費用は、確定申告における医療費控除の対象となります。ご本人およびご家族が1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費の合計が一定額を超える場合、所得税の一部が還付される制度です。領収書は大切に保管してください。詳しくは国税庁のウェブサイト、または最寄りの税務署にご確認ください。

 

インプラント治療のリスク・副作用

インプラント治療は外科手術を伴う治療です。安心して治療を受けていただくために、起こりうるリスク・副作用について事前に必ずご説明しています。

必ずご確認ください
  • 術後の腫れ・痛み・内出血:手術後数日間、腫れや痛み、皮下の内出血(あざ)が生じることがあります。多くは1週間程度で軽快します。
  • 感染:術後に細菌感染が起こることがあります。処方された抗菌薬の服用と、指示された清掃方法の実施が重要です。
  • 神経の損傷:下顎では下歯槽神経やオトガイ神経に近接するため、まれに下唇やあごの皮膚に一時的な麻痺やしびれが生じることがあります。歯科用CTによる事前の画像診断により、こうしたリスクの低減に努めています。
  • 上顎洞(副鼻腔)に関わる偶発症:上顎の奥歯では、上顎洞との位置関係により追加の処置や慎重な対応が必要になる場合があります。
  • インプラント体が骨と結合しない場合がある:体質・骨の状態・喫煙・全身疾患などにより、骨結合が得られず再手術や治療計画の変更が必要になることがあります。
  • インプラント周囲炎:治療後のお手入れが不十分だと、歯周病に似た炎症が起こり、進行すると顎の骨が溶けてインプラントが脱落することがあります。治療後の定期メンテナンスは必須です。
  • 上部構造の破損・ゆるみ:長期使用や強い噛み合わせの力により、人工歯が欠けたりネジがゆるんだりすることがあります。定期的な点検で早期に対応します。
  • 金属アレルギー:頻度は低いものの、チタンに対してアレルギー反応が起こる可能性はゼロではありません。金属アレルギーの既往がある方は必ずお申し出ください。
  • 喫煙による成功率の低下:喫煙は骨結合を妨げ、インプラント周囲炎のリスクを高めることが知られています。治療期間中の禁煙をお願いしています。
  • 自由診療である:インプラント治療は原則として公的医療保険が適用されない自由診療です。

学会等の報告では、適切な診断と管理のもとで行われたインプラントの10年生存率は90%以上とされていますが、これはすべての症例を保証するものではなく、口腔内の状態・全身状態・生活習慣・メンテナンスの実施状況によって結果は異なります。

 

インプラント治療を受けられない方・慎重な検討が必要な方

次に当てはまる方は、インプラント治療が受けられない、または慎重な検討・医科主治医との連携が必要になります。該当する可能性がある場合は、必ず事前にお申し出ください。

事前にお知らせください
  • 顎の骨の成長が終わっていない方
    成長期のお子さま・未成年の方は、顎の成長が完了してからの治療が原則となります。
  • 血糖コントロールが不良な糖尿病の方
    感染しやすく、傷の治りが遅くなるため、内科主治医と連携しコントロールが安定してからの治療となります。
  • 骨粗しょう症の治療薬(ビスホスホネート製剤・デノスマブ等)を使用中の方
    まれに顎の骨の壊死(薬剤関連顎骨壊死)が起こることが知られています。処方元の医師と連携のうえ慎重に判断します。お薬手帳をご持参ください。
  • 心疾患・脳血管疾患があり、抗血栓薬を服用中の方
    出血のリスクがあるため、主治医への確認が必要です。
  • 重度の歯周病が未治療の方
    まずは歯周病の治療を行い、お口の環境を整えてからインプラント治療に進みます。
  • 顎の骨の量・質が不足している方
    骨造成(GBR・ソケットリフト等)を併用することで治療が可能になる場合があります。まずはご相談ください。
  • 喫煙されている方
    成功率が低下することが知られています。治療期間中の禁煙をお願いしています。
  • 妊娠中の方
    投薬・レントゲン撮影・外科処置を伴うため、出産後の治療をおすすめしています。
  • 定期的なメンテナンスにお越しいただけない方
    インプラントは「入れて終わり」ではありません。長期的に維持するには、継続した管理が欠かせません。

 

インプラントを長持ちさせるためのメンテナンス

歯列模型・歯科用ミラー・歯ブラシ2本
清掃用具と磨き方は、担当の歯科衛生士が個別にお伝えします。

インプラントは人工物のためむし歯にはなりませんが、歯周病に似た「インプラント周囲炎」にはなります。しかも天然歯と違って痛みなどの自覚症状が出にくく、気づいたときには骨が大きく失われていることも少なくありません。だからこそ、治療後の管理が何より重要です。

ご自宅でのケア

歯ブラシに加えて、歯間ブラシやデンタルフロス、タフトブラシを使い、インプラントと歯ぐきの境目を丁寧に清掃します。適した清掃用具と磨き方は、担当の歯科衛生士が個別にお伝えします。

歯科医院でのメンテナンス

3〜6か月に一度ご来院いただき、次の項目を確認します。

メンテナンスで行うこと
  • インプラント周囲の清掃状態と歯ぐきの検査
    出血や腫れ、歯周ポケットの深さを確認し、炎症の兆候を早期に発見します。
  • 噛み合わせのチェックと調整
    噛み合わせのバランスが崩れると、インプラントに過度な力がかかります。
  • ネジのゆるみ・上部構造の点検
    早期に発見できれば、簡単な調整で対応できます。
  • 専門的なクリーニング(PMTC)
    ご自宅では落としきれない歯垢・歯石を除去します。
  • レントゲンによる骨の状態の確認
    必要に応じて撮影し、周囲の骨の変化を経過観察します。

 

歯科口腔外科について

歯科口腔外科は、お口の中とその周辺組織(顎・顔面)に生じる外科的な処置全般を扱う分野です。当院では次のような症状に対応しています。

◆ 親知らずの抜歯

まっすぐ生えていない親知らずは、手前の歯との間に汚れがたまりやすく、むし歯や歯ぐきの腫れ(智歯周囲炎)、隣の歯の吸収、歯並びへの影響の原因になることがあります。歯科用CTとレントゲンで神経との位置関係を確認したうえで、抜歯の必要性を判断します。必ずしもすべての親知らずを抜く必要はありません。

◆ 顎関節症

「口が大きく開かない」「あごを動かすとカクッと音がする」「あごが痛い」といった症状は顎関節症の可能性があります。噛み合わせの調整、マウスピース(スプリント)による負担軽減、生活習慣の指導などで対応します。

◆ お口の中のけが・粘膜の異常

転倒などによる歯の破折・脱臼、唇や舌のけが、なかなか治らない口内炎、粘膜の白い病変やできものなど、お口の中の異常も歯科口腔外科の対象です。長引く症状は放置せずご相談ください。

◆ 高度な処置が必要な場合の連携

入院や全身麻酔を要する処置、精密な検査が必要と判断される場合は、適切な医療機関へご紹介します。【要ヒアリング:連携先医療機関名の記載可否】

 

よくあるご質問

インプラントの手術は痛いですか?
手術は局所麻酔下で行いますので、処置中の痛みはほとんどありません。麻酔が切れた後の痛みには鎮痛薬を処方します。腫れや痛みの程度には個人差がありますが、多くの場合は数日でおさまります。痛みや恐怖心が強い方は、事前にご相談ください。
インプラント治療の期間はどのくらいかかりますか?
インプラント体と骨が結合するまでの治癒期間が必要なため、目安として治療開始から3〜12か月程度です。下顎で約2〜4か月、上顎で約4〜6か月の治癒期間をとります。骨をつくる処置(骨造成)が必要な場合は、さらに数か月かかることがあります。
治療中、歯がない期間はありますか?
前歯など見た目が気になる部位では、治癒期間中も仮歯を使用して見た目と噛み合わせを補うことができます。詳しくは治療計画のご説明時にお伝えします。
インプラントはどのくらい持ちますか?
学会等の報告では10年生存率は90%以上とされていますが、これは定期的なメンテナンスを継続した場合の数値です。お手入れが不十分だとインプラント周囲炎により早期に脱落することもあります。「長持ちするかどうかは、治療後の管理次第」とお考えください。
インプラントに年齢制限はありますか?
顎の骨の成長が終わっていれば、年齢の上限は特に設けていません。ご高齢の方でも、全身の状態が安定し、通院とお手入れが続けられる方であれば治療は可能です。持病や服用中のお薬がある場合は、内科主治医と連携して判断します。
骨が少ないと言われましたが、インプラントはできますか?
骨の量が不足している場合でも、骨造成(GBR・ソケットリフト・サイナスリフト等)を併用することで治療が可能になるケースがあります。当院では歯科用CTで骨の厚み・高さを立体的に確認したうえで判断します。ただし、すべての方に適応できるわけではありません。まずは検査のうえご相談ください。
糖尿病がありますが、インプラントはできますか?
血糖値が良好にコントロールされていれば治療できる場合があります。コントロールが不良な場合は感染や治癒不全のリスクが高まるため、内科主治医と連携し、状態が安定してからの治療となります。
CT撮影は院内でできますか?
はい。当院は歯科用CT装置を院内に設置しているため、他院へ撮影に出向いていただく必要はありません。撮影時間を極力抑えたデジタル画像診断を採用しています。
インプラントを入れた後、MRI検査は受けられますか?
インプラント体に使用されるチタンは磁性を持たないため、通常はMRI検査を受けられます。ただし、磁石で固定するタイプの入れ歯(マグネットデンチャー)などでは注意が必要です。検査前に歯科治療歴を医療機関へお伝えください。
インプラント治療に保険は使えますか?
インプラント治療は原則として自由診療(保険適用外)です。先天性疾患などによる顎骨欠損等、一部の症例では保険が適用される場合がありますが、施設基準を満たす医療機関に限られます。
喫煙していてもインプラント治療はできますか?
喫煙は骨結合を妨げ、インプラント周囲炎のリスクを高めることが知られており、成功率が低下します。治療をご希望の場合は、治療期間中の禁煙をお願いしています。
他院で治療したインプラントの相談もできますか?
状態を確認したうえで対応可能な範囲をご説明します。使用されているインプラントの種類によっては、部品の取り寄せが難しく対応できない場合もあります。治療を受けた医院の資料(治療内容の記録・インプラントの種類がわかるもの)をお持ちいただけるとスムーズです。
インプラント治療は医療費控除の対象になりますか?
咀嚼機能の回復を目的としたインプラント治療の費用は、確定申告における医療費控除の対象となります。ご本人およびご家族が1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費の合計が一定額を超える場合、所得税の一部が還付される制度です。領収書は大切に保管してください。詳しくは国税庁のウェブサイト、または最寄りの税務署にご確認ください。
インプラントの相談だけでも受けられますか?
もちろんです。インプラント以外の選択肢も含めてご説明しますので、「自分に合う治療を知りたい」という段階でお気軽にご相談ください。まずはお電話(03-5348-8333)でご予約ください。

 

インプラント・親知らずのご相談はお気軽に

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診療時間 9:30〜13:00 / 14:00〜19:00 休診日:土曜午後・日曜・祝日

 

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完成版 インプラントページ / 2026.08.28